[CBDの科学〜大麻由来成分の最新エビデンス]リンダ・パーカー 、エリン・ロック、ラファエル・ミシューラム
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進化が加速し、情報が錯綜するCBD。その現在地点と可能性を、解き明かします
出版社からの内容紹介
本書は、CBDの潜在的な医療効果に関する科学文献の包括的なレビューであり、前臨床研究とヒトを対象とした臨床研究の双方からの結果を解説する。
CBD(カンナビジオール)は、大麻草およびヘンプから採れる陶酔作用を持たない化合物で、ローションやスムージーからグミやペット用おやつに至るまで、さまざまな製品に含まれている。
精神症、不安、疼痛、さらにはがんなどの病状の治療法として宣伝されているが、これは必ずしも科学的に立証されているわけではない。
本書では、大麻研究の第一人者である3人の研究者がCBDについての科学的なエビデンスを取り上げてその潜在的な医療効果に関する科学文献の包括的なレビューを提示し、前臨床研究とヒトを対象とした臨床研究の両方から得られた知見を解説している。
結果的に、現在のCBDブームは、CBDに医療効果がある可能性を示す前臨床動物研究の結果によって、ある程度裏付けられていることがわかった。
一方、臨床研究は、大麻を使った研究について規定する法規によって妨げられており、基礎的な動物研究に後れを取っている。
著者らは、CBDの化学的および薬理学的側面、および大麻に含まれる主要な向精神性化合物であるTHCとの相互作用について研究が示していることを検証し、さらに、てんかん、がん、悪心、疼痛、不安、PTSD、うつ病、睡眠障害、精神症、依存症の治療におけるCBDの有効性に関する最新の情報をレビューする。
商品概要
タイトル
CBDの科学〜大麻由来成分の最新エビデンス
著者
- リンダ・パーカー
- エリン・ロック
- ラファエル・ミシューラム
翻訳
三木直子
監修
日本臨床カンナビノイド学会
ページ数
220
出版社
築地書館
初版年月日
2023年10月26日
目次
1.はじめに
2.化学的および薬理学的特徴
3.CBDとTHCの相互作用
4.てんかん
5.神経保護、組織保護、がん
6.悪心、嘔吐、食欲
7.痛みと炎症
8.不安
9.PTSD、うつ病、睡眠
10.精神症(サイコーシス)と統合失調症
11.依存症
12.結論
著者について
リンダ・パーカー
グエルフ大学の心理学および共同神経科学プログラムの名誉教授。 著書に『Cannabinoids and the Brain』(MIT Press)。
エリン・ロック
グエルフ大学の心理学および共同神経科学プログラムの博士研究員および非常勤教員。
ラファエル・ミシューラム
「大麻研究の父」と呼ばれ、ヘブライ大学のライオネル・ジェイコブソン医薬化学教授であり、科学技術への顕著な貢献に対して2019年ハーベイ賞を受賞した。
三木直子について
東京生まれ。
国際基督教大学教養学部語学科卒業。
訳書に『魂からの癒 し チャクラヒーリング」(徳間書店)、『ポケットの中のダイヤモンド」 (ナチュラルスピリット)、『豆農家の大革命』『植物と叡智の守り人』 (築地書館)、『ダルマ・ライフ』『アクティブ・ホープ』(春秋社)、 『ココナッツオイル健康法』(WAVE出版)、『不安神経症・パニック障 害が昨日より少し良くなる本』『がんについて知っておきたいもう一つ の選択』『CBDのすべて』(晶文社)ほか多数。
医療大麻についての活動にも携わっており、現在GREEN ZONE JAPAN理事。
『マリファナはなぜ非合法なのか?』(築地書館)の翻訳も手がける。
映 画『WEED THE PEOPLE―大麻が救う命の物語』日本上映会発起人(字幕作成 も担当)。
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